新型コロナウイルスの感染拡大により、カジノを含めたギャンブル業界は大きな打撃を受けました。また、NBAやMLB、NFLなどを始めとする大規模なスポーツリーグも試合延期を余儀なくされています。ソーシャルディスタンスの厳格なガイドラインに従うため、イベントを開催することも不可能になっています。

実店舗のカジノは閉鎖に追い込まれ、業界全体に金融危機を引き起こしています。良いニュースとしては、オンラインカジノが感染症の拡大以来、盛り上がりを見せていることです。スポーツイベントを扱うオンラインベッティングはいまだに影響を受けていますが、より多くの人々がオンラインカジノを試すようになっています。

 

最近では実店舗のカジノが営業を再開し始めていますが、訪れる客の数は多くないことから、経済的損失を取り戻すのは簡単ではありません。訪問者数が少ない最大の理由は旅行禁止令です。ウイルスの拡散を最小限に抑え始めてはいるものの、依然として厳しい状態が続いています。世界中のカジノ客のほとんどは海外からの観光客です。カジノがいつ通常通りの営業を再開するかは分かりませんが、ハイローラーたちが大金を賭けて楽しむ日が再び来ることを願いましょう。

新型コロナウイルスのレストランへの影響

すべての業界が新型コロナウイルスから深刻な影響を受けています。おそらくその影響が最も大きいのは接客業でしょう。ほとんどのホテルやレストランは政府の命令により閉鎖され、経済的な影響を受けています。レストランの一部が、厳格なガイドラインと制限の下で営業を再開している状況を私たちは受け入れ始めています。しかし、レストランはフル稼働が認められておらず、店の収容能力の30~50パーセントに制限されています。新型コロナウイルスはレストランやホテルの経営者に壊滅的な打撃を与え、一部の小規模なレストランやホテルは破産に追い込まれました。

 

明るい面としては、オンラインフードデリバリー市場の成長が挙げられるでしょう。多くの人が自宅にいてオンラインで食事を注文することから、この業界はコロナ禍の間、大きな成長を見せています。オンラインのフードデリバリーの場合、注文した人はデリバリーに利用するアプリを眺める間、小規模なブランドの広告を目にするため、彼らの存在をアピールする上でも一役買っています。

また、もう一つの懸念は、ホテルやレストランの閉鎖により多くの人々が仕事を失ったことです。中には永久解雇された人や、待機を言い渡された人もいます。最近オープンしたばかりの店の場合も、従業員にとってはあまり変わりません。会社は給料のために予算を組んでおり、従業員を過重労働させているのです。日常的な病気にかかることも従業員にとっては心配の種です。なぜなら14日間の隔離を必要とするものの、その間無給となるためです。政府は失業者や困窮者を助けるため最善を尽くしていますが、政府がこういった支援をいつまで続けられるのかは分かりません。